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2014年1月 福島。

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JDF(日本障害フォーラム http://www.normanet.ne.jp/~jdf/ )が募集していた支援ボランティアに応募したのが縁で訪れるようになった福島。
2011年夏以来、夏・春休みに南相馬市原町区にある「デイさぽーと ぴーなっつ」さんで寝泊まりさせていただいてお手伝いをさせていただいている。

きょうされん福島大会(2013年)ブログでの紹介
http://kyosaren-fukushima.org/blog-k/%E3%83%87%E…

ボランティア前後に県内観光をはさんで1週間~10日ほど過ごすというリズムになっているが、今回ははじめて冬休み中に福島を訪れている。

GoogleMaps:福島県

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【2014年1月13日(祝)】
いわき→連絡バス→福島空港へ。
就航便の少ない福島空港へはアクセスも限られていて、いわきからは2014年1月現在1日2便朝夕往復のみの運行(2000円)となっている。
福島空港アクセス・時刻表
http://www.fks-ab.co.jp/access/limousine.php

連絡バス、といっても30人乗りの古いマイクロバスだったが、乗客は私を入れて2人のみ。車中ぐっすりと寝入る。
利用する伊丹便は12時35分発フライトなのに、朝イチのバスを利用したので9時前に空港に着いた。
でも運の良いことに、10時15分発伊丹行きフライトに空席があったのでそれに乗れることに。

福島→伊丹便登場時に眺めた日本アルプス

ほぼ揺れもなく1時間ほどの快適な空旅。
雪化粧の上毛三山(赤城・榛名・妙義山)も富士山も日本アルプスも観ることができた。

11時半に伊丹空港着。荷物もすぐにピックでき、13時過ぎには自宅に帰ってくることができた。
帰宅すると不在中届いていた年賀状がドッサリ。昨年2013年は2度引っ越しをしたので元旦より遅れて転送された賀状が多かったのだ。

ということで、今回の福島旅行記はこれでおしまいです。
お世話になったみなさま、ありがとうございました。

【2014年1月12日(日)】
今回いわきに2泊して過ごす余裕から、今日は「生木葉ファームさん(市内好間町榊小屋)を訪ねる」という予定以外は、行き当たりばったりに動くことにした(笑)。
生木葉ファームさんもファーム白石さんと同様完全無農薬・有機栽培を行っている農家さんで、私がいわきに来るきっかけになったine(いーね:いわき農商工連携の会)に参加をしている。

いーね いわき農商工連携の会:生木葉ファーム
http://ine.main.jp/namakiba.html

おととし2012年夏、大阪→(18きっぷ)→札幌→(飛行機)→福島を20日間ほどかけてボランティアを兼ねた旅行をした折り、生木葉ファームさんのところに泊まらせていただいた。
2012年葉月紀行(後編:札幌→仙台・塩釜→福島→西宮):いわき滞在編
http://ktc-johnny.com/2012-august-travelstory2.html#iwaki

泊まらせていただいた折、無農薬・有機栽培のお野菜(なす・ズッキーニ・ピーマン)の炒めもの・カレーなどをいただいたが、とっても美味しくて!
それと母屋のそばにある鶏舎から産みたてタマゴを自分で取ってきて、それをごはんにかけて食べる美味しさと言ったら!

ちょうどこの滞在時にine企画ので東京からのバスツアー仕立てで食イベントが生木葉ファームさんの直売所であり、
萩シェフ:ソーセージづくり&ポタージュ・お手製フランスパン・アイスクリーム
ファーム白石さん:トマトジュース
を振る舞っていただいたのだった。

さてさて。
ブログの記事をアップしていわき駅前の宿を出たのが朝10時過ぎ。
駅バスターミナルでは生木葉ファームさん方面に行くバスがちょうど出るところで、慌てて飛びのる。
駅につくまではレンタカーを考えていたのだが、ちょうど手頃な行き先のバスを見つけ(その方面には1時間置きくらいしか走っていない)思わず飛び乗ってしまった、という次第。
手頃な行き先、なのだが、終点まで乗ってそこから山道を4キロ1時間弱歩くことになる。
この10日間、ボランティアで体を動かす程度であとは連れて行かれるまま食べて食べて食べてな毎日だったので、この山道歩きはちょうどいいエクササイズだった。

生木葉ファームさん直売所。手前では土地造成中。

直売所で生木葉ファームの社長さん・奥さま・従業員の方にお会いし、売ってたかぼちゃ・リンゴ・自家製小麦のうどん乾麺・タマゴなどを買い求め、宅配で大阪まで送っていただくことにした。
ちょうどそんな折に、萩シェフがご家族で直売所にお見えになる。

Hagiフランス料理店ブログ:生木葉ファームさんに行きました。
http://blog.livedoor.jp/bellecour/archives/54080257.html

昨年2013年夏は一日車でいわき市内(お店・アクアマリンふくしまなど)を案内してくださったが、大変楽しいひとときだった。
それ以来のうれしい再会のひとときで、娘さんと直売所の敷地内に飼われているヤギを見て回ったりして楽しませていただいた。

さて、生木葉ファームさんを訪ねた後は、当初ハッキリと予定を決めていなかったが、昨日訪れた「ほるる(いわき市石炭・化石館)」で詩人の草野心平文学館の案内パンフを見つけたことを思い出し、そちらに行こうと思っています、と話すと、バス・電車&歩きでは時間がかかって大変だし、ちょうどそちらに行く用事があるから、と生木葉ファームの社長さんが文学館まで送ってくださることになった。

途中、「ヒュッテ手ノ倉」というおしゃれな洋食屋さんでお昼をごちそうになり、そこから近くの草野心平文学館まで送ってくださった。

いわき市立草野心平文学館

いわき市立草野心平記念文学館
http://www.k-shimpei.jp/

私が草野心平に興味を持ったのは、結構最近で、重松清の「青い鳥」の中に収録されている「ひむりーる独唱」という作品で草野心平の詩が紹介されていたからだった。
「青い鳥」では吃音のあるムラウチ先生(映画では阿部寛が演じていましたね)に語らせる形で重松清が現在を生き・悩む子どもたちに語りかける。その世界観は重松清にしか書けない、ホッとできてジワーっと涙腺が緩むものだ。

文学館内では丸太をくり抜いた意匠のスペース、心平が経営していた居酒屋のセット、手紙や書簡、彼の代表的・特徴的な作品の紹介などがユニークな形で紹介されていた。

文学館を見終わって午後3時前。そろそろ最寄り(といいつつ5キロくらいある)の小川郷駅まで向かわないと、と歩くとすぐに「ゆうゆうファーム」という案内看板が。
何でも「フェイジョア」という果実を栽培・販売しているところだと、昨日ほるるでもらったフリーペーパーに書いていたなぁ、と帰りの時間のことも考えずに立ち寄ることにした。

ゆうゆうファーム

手前:マカロン(ブルーベリー・フェイジョア・ブラックベリー)、奥:ジャム・生ドーナツ

楽・農・人 ゆうゆうファーム
http://feijoa-dream.com/

フェイジョアの魅力のとりこになったというご夫妻が仕事を早期退職し、フェイジョアの栽培ができる地をこのいわきに見つけて住み始めたのが2003年のこと。全くの素人から、フェイジョアの最大栽培国ニュージーランドに赴いて研修を受けるなど努力を重ねられて今に至っていらっしゃるとのことだった。
冬季11月~12月に収穫したフェイジョアは、ジャム・茶・ドライフルーツなどに加工されており、ジャムを活かして生ドーナツ・マカロン・ベーグルサンドなどを地元洋菓子店・パン屋さんとのコラボレーションで開発をされているとのことだった。

昨日お会いしたファーム白石さん、夜明け市場、萩シェフといい、みなさんそれぞれの持ち味で情熱を傾けつつ、様々な出会いを活かして新しいものを生み出す創造力にあふれた方たちがいわきにたくさんいらっしゃるんだな、と今日ゆうゆうファームさんを訪れても感じることができた。

ありがたいことに、ゆうゆうファームさんが小川郷駅まで車で送ってくださった。
レンタカー代が浮いたけれど、その分を買い物に充てることができて良かったかな。

小川郷駅でしばらく待つと、ちょうどいい具合にいわき行きの列車に乗れた。
夜は駅前にある「ポレポレいわき(映画館)」で「永遠の0(映画)」をレイトショー(夜上映で1800円→1000円と安くなる)で観る。
主演の岡田准一は、今年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の主演に抜擢されるなど、いまノッているな。あ、あと「超ひらパー兄さん」やっていたり、でコミカルなキャラもできるのもいいですな(笑)。

とまぁ、これで明日いわき→福島空港→伊丹で帰阪するのみ。幸い天気にも恵まれて充実した毎日だった。感謝。


【2014年1月11日(土)】
朝9時前の高速バスで郡山→いわきに移動する。
南相馬→いわきまでは沿岸部を走る国道6号線を使うのが最短距離だが、現在原発周辺エリアは許可証のある車のみ通行が許されているので、一般では通り抜けることができない。
そのため、郡山方面を回って向かうこととなる。
バスが郡山市街から山間部の高速道路を進むと、道の脇にうっすら雪が積もった様子が見られた。それもいわきに近づくに連れてなくなり、空も快晴に近い良さのなかバスは進んでいった。
いわき市街地手前の好間(よしま)バス停で降りる。
ここで、以前から顔見知りだった農家の白石長利さんとお会いする。

自然農法ファーム白石ウェブサイト
http://farm-shiraishi.main.jp/
いわき農商工連携の会「ine(いーね)」さんのボランティア募集に応募して初めていわきを訪れたのが震災の年2011年秋のことだったが、その当時から白石さんは活動をされていた。
ineブログでのファーム白石レポート
http://ineiwaki.blog.fc2.com/blog-category-21.html

これまで、ineのイベントでお会いしたり、Facebookでやりとりをさせていただいていたが、直にお話をお聞きするのは初めてだった。

ファーム白石さんの自然農法の畑。手前緑の濃淡があるのは、キャベツ・ブロッコリー・キャベツ・ブロッコリーと交互に植えているため。

完全無農薬のキャベツ。虫が付かないの?という疑問が起こるが、たとえばこのように一部虫喰いの犠牲になる数株のキャベツのおかげで周りのキャベツが虫喰いに遭わず育つ、という風になっているのだそうだ。

晴れ渡る朝だが、山からの吹き下ろしは肌を刺すように冷たく強く吹いている。
冬の冷え込みが厳しい朝は畑のキャベツが霜で真っ白になるくらいだけれど、それが甘みを引き出すんだよね、など白石さんが話してくださる。
完全無農薬・自然農法だが、↑の写真のように虫喰いが付いた株を除かず敢えてそのまま犠牲にさせることで他の株に虫喰いが拡がらないようにする、とか、キャベツ・ブロッコリーと細く交互に植えていくことでそれぞれの野菜を好む蝶の動きをセーブしたり(して卵を産み付ける動きも拡げないようにする)、という工夫がされていることも初めて知った。

震災後、新しい出会いを重ね、ineにとどまらず、イノベーション東北(Googleがサポートする復興・町おこしプロジェクト)未来会議inいわき夜明け市場(いわき駅前にできた復興飲食店街)などに関わり、いわきを盛り上げようと頑張っていらっしゃる。
また、毎月東北の魅力的な食べ物+情報誌を会員に発送する「東北食べる通信」で白石さんの野菜が取り上げられることになった。
震災から2年3年と経つに連れ、震災時の記憶が薄れていきつつあると指摘される一方、震災復興にかける人たちのつながりが加速度的に拡がり、全国を巻き込んだプロジェクトが次々と生まれている、そのことを現場に来て実感している。

お昼を白石さんといわき市内の中華「華正樓」さんでいただいた後、いわき駅前の夜明け市場などを案内していただく。

白石さんたちは、いわきの野菜・豆(豆乳)などを使ったスムージー「Hyaccoi(ひゃっこい)」を開発している。
特定非営利活動法人Tatagiage Japanでの「Hyaccoi」紹介ページ
http://www.tatakiage.jp/2013/11/25/100-%E3%81%84%E3%82%8F%E3%81%8D%…..

ファーム白石(小川町)の無農薬新鮮野菜
とうふ屋大楽(平菅波)の濃厚豆乳
磐城農業高校(植田町)の乳酸菌飲料
丸和製氷(四倉町)の純氷
を使った100%いわき産のスムージーだ。

現在、120万円の開発資金を得るために、5000円~10万円の範囲で出資者を募っている(2014年1月16日まで)。
Challenge Star:いわき産100%グリーンスムージープロジェクト !
http://www.challengestar.jp/project/s/project_id/17

ここで白石さんとお別れした後、いわき駅→湯本駅(9分190円)に移動し、湯本駅から10分ほど歩いたところにあるいわき市石炭・化石館「ほるる」に行く。

いわき市石炭・化石館「ほるる」

入場料おとな630円(割引券利用で570円)はちょっと高いかな(400円くらいかな)と思ったが、恐竜の化石展示では巨大な恐竜の骨格展示が何点もあり見応えがあった。卵や足あと、骨の実物化石を触れるコーナーもあったりで、恐竜ファンなら喜びそう。
炭鉱の立坑を降りるエレベータに見立て、1フロアを降りるのを超スローにしながら効果音を交えて「さぁ地下600mに着きました!」という演出で坑道展示フロアを見せるやり方は、夕張の石炭博物館と同じだ。でもいわきのは残念ながら夕張のそれよりはるかにショボイ。

いわき復興飲食店街「夜明け市場」

見終わった後、夜明け市場でHagiフランス料理店の萩春朋シェフと飲む。
Hagiフランス料理店
http://www.hagi-france.com/

G夜明け市場Gohoubiさんのトマト餃子。バジルソースでいただくが美味しい!

市場内のStanding or Room「Gohoubi」さんでフルーツビールとトマト入の餃子をいただいた。
餃子はバジルソースでいただくのだが、トマトはニンニクともバジルとも合うから美味しかった。
また日本酒アイスというのがあり、それをわさびを少しつけていただくのだが、それも意外にピッタリあって美味しかった。

美味しいお酒をいただきつつ、あっという間に2時間3時間と過ぎていった。
いわき出身の萩シェフは、震災前から市内でフランス料理店を開いていらっしゃった。が、震災で客足は激減。
震災は大きなピンチであったが、これをきっかけに震災前なら出会っていなかった数多くの方との出会い、それと萩シェフの郷土いわきへの思いなどが新しい展開を生み出していくことになる。

・1日1組限定のお客様(お金は生活できる分だけあればいい(客数を追わない)、美味しいものを真心込めてお客様に提供したい)
・先の白石さん、ineほか様々な団体・人と連携していわきを盛り上げて行きたい

ということを基軸にして、とてもエネルギッシュに毎日を過ごされている、そのように感じた。

昨年2013年秋には、フランス・エリゼ宮(大統領府)に招かれて、福島県産産物を使った料理などを披露。大きな反響を得た。
ineブログ:2013年10月5日
萩春朋シェフNHK「おはよう日本」でフランス研修の様子が放送されました
http://ineiwaki.blog.fc2.com/blog-entry-546.html

そうした大きな出来事の重なった萩シェフだが、初めてお会いした2012年の頃とちっとも変わらない、恥ずかしがり屋で人見知りっぽいところはあるけれど、仕事のことは真摯な東北人らしい大変温和なご様子だった。
次は1日1組のフランス料理をいただく贅沢をしにいわきに来よう。

いわき光のさくらまつり

いわき駅前の通りでは、いわき光のさくら祭り(2013年11月24日~2014年1月13日)が開かれていて、桜並木に見立てたイルミネーションが綺麗だった。
いわき青年会議所:いわき光のさくらまつり~光臨!夜の森さくら並木
http://www.iwaki-jc.com/xoops/html/modules/tinyd0/index.php?id=398

【2014年1月10日(金)】

きょう1月10日のぴーなっつ給食

きょう1月10日が今回の南相馬ボランティア最終日。
今冬一番の冷え込み、とニュースで言っていたがなるほど、今朝は寒い。
浜通り(はまどおり:福島県の沿岸地方)は雪がちらつく程度だが、霜が降りて雑草が白くなっていた。
今日はぴーなっつ(デイサービス)でボランティアをする。
朝の送迎~朝の会~午前:図書館~給食~午後:余暇活動
などの1日の流れがサーッと流れていった。日頃の仕事と同じく週末金曜日は時間の経ち方が心なしか速いような気がする。

えんどう豆(地域支援センター)、ビーンズ(就労継続支援B型)では設備上、給食や風呂・シャワーの使用ができないために、
そちらの利用者さんが入浴サービスを利用したり、作業がないゆっくりした時間を過ごすためにぴーなっつを利用することがある。
給食メニューははご飯・和食がベースだが、週に1回程度パン食がある。今日はツナサンド・ポトフ・オムレツなど。
利用者さん+職員さん=25食分の準備を1人の調理員さんが準備してくださっている。
いついただいても野菜たっぷりで美味しい。

午後3時。
帰り前の清掃~おやつの時間となる。
で、オカリナを余興でさせていただく。

私が日頃愛用するNIGHT BY NOBLE プラオカリナ

2003年に協力隊の派遣前訓練中に通販で買ったティアーモ製オカリナ(陶製)以来いろいろなオカリナを使ってきた。
勤務先の学校や外出先で割れる心配がなく、3000円程度で買えて、しかも音質が良いナイト(Night)製オカリナをここ数年使用している。

NIGHT BY NOBLE プラオカリナ AC
http://www.amazon.co.jp/NIGHT-Noble-%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AA%E….
プラスチック製オカリナは韓国メーカー(ZIN、NOBLE)などが素晴らしい品質のものを開発している。
そのうちNOBLE製オカリナをOEM生産している形なのか、日本のNIGHTのロゴが入ったオカリナだ。

今日は
・涙そうそう
・ロード(虎舞竜)
・野に咲く花のように(ダ・カーポ)
を吹かせていただく。今週お世話になりました、ありがとうございます!という気持ちをこめつつ。

利用者さんの帰りの送迎車に便乗させていただき、ルートの途中駅→福島→郡山に着いたのは夜9時を回っていた。

【2014年1月9日(木)】
震災後、南相馬市では防災無線の受信機能の付いたラジオを市内事業所・世帯に配布している。

南相馬市:防災行政無線の戸別受信機の貸出しについて
http://www.city.minamisoma.lg.jp/index.cfm/6,12682,19,html

南相馬市が市内事業所・世帯に配布している防災ラジオ

通常のAM・FMラジオの受信も可能になっていて、電池・AC電源両方での使用ももちろん可能だ。
受信アンテナもラジオの大きさに比して長く伸ばせるようになっており、良好に受信できるような工夫がなされている。

今日は市内鹿島区にある自立研修所「ビーンズ」(就労継続支援B型)のボランティアへ。

ビーンズ建物外観(夏に撮影)

震災でビーンズの旧建物は大きな被害を受け使用することができなくなった。
そのため、同法人のぴーなっつで作業を再開し、のち、鹿島区の旧集会所だった建物に作業場を移転した。

ビーンズの活動紹介パネル

ビーンズには南相馬市内に住む方を中心に20名の利用者がいらっしゃって、自転車・徒歩・送迎車を利用して通っている。
10時前後:朝の会(午前の作業確認)→作業開始
12時:昼食
13時前:昼の会(午後の作業確認)→作業開始
15時:作業終了・掃除→帰宅
という一日の流れになっている。屋内作業はさをり織・缶バッジづくり・Tシャツ作りなど、屋外作業は、メール便配達・資源回収・社協委託の公園清掃・ほか他施設の清掃請負などだ。

また、2009年に新築オープンした南相馬市立図書館1階で「Cafe Beans(カフェ・ビーンズ)」を営業している。
カフェ再開(南相馬ファクトリー日記:2011年10月16日)
http://minamisoma-fc.jugem.jp/?eid=47

Cafe Beans:南相馬市立中央図書館1階
南相馬市原町区旭町2丁目7-1(JR原ノ町駅となり)

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その他、臨時に請け負う仕事がたくさんあって、今回お伺いすると、

県内強豪校からの練習ボールの修繕依頼

練習で傷んだボールの縫い糸をほどき新しい糸で縫い直す

福島県内の高校野球強豪校から、練習ボールの縫い糸の修繕を依頼されていた。
激しい練習で傷んだ練習球の縫い糸をほどき、新しい糸で縫い直す、という仕事だ。ドロドロに汚れ、縫い糸がほつれるくらいの傷み様に、強豪校の日頃の練習の激しさが感じられる。

私は、さをり織り、缶バッジ用袋準備などの作業をする何人かの利用者さんのサポートをさせていただく。
このビーンズは、利用者さんがみんなやさしい人たちばかりで、サポートをする職員の方も人当たりの良い方たちばかり。
安心して作業をすることのできる環境だ。
だから、落ち着きのない利用者さんも一定時間あちらこちら歩きまわっても、スタッフの方が声を荒げる事無く静かに声をかけるだけでいつしかまた作業に集中する、というように自分のペースで仕事を頑張ることができている。
職員の方の資質の高さと利用者さんの前向きな意欲との相乗効果が良い雰囲気を醸し出していると、訪れるたび感じている。

ビーンズも然り、ぴーなっつも然り、えんどう豆も然り、作業や活動のサポートボランティアをしにきているが、実態は楽しく一緒に仕事や活動をさせていただいている、というような按配になっている。

あっという間に今日の作業も終了。
ビーンズの送迎車に便乗させていただき、原町区まで戻ってくる。
南相馬ファクトリーの事務所に所用でお伺いしたり、道の駅南相馬に立ち寄ってお土産を物色したり。

夜は石田さんほんださんとお食事をいただく。
あっという間に南相馬での5日間ボランティアの4日目まで終わっちゃった。

【2014年1月8日(水)】
今週月~金の5日間の南相馬ボランティア予定は
月・火:ぴーなっつ(障害者デイサービス)
水:えんどう豆(地域支援センター)
木:ビーンズ(就労継続支援B型)
金:ぴーなっつ
となっている。きょう水曜日はぴーなっつと同じ原町区にある「えんどう豆」へ。
(この法人の傘下施設は豆にちなんだネーミングをしていてユニークだ)

えんどう豆佐藤所長の 南相馬ファクトリー日記
http://minamisoma-fc.jugem.jp/

「南相馬ファクトリー日記ハイライト」 震災後の各作業所・研修所の様子や取り組みが分かります。
http://minamisoma-factory.com/fukushima/index.html

震災直後、台湾の自転車メーカーGIANTが寄贈したマウンテンバイク。震災復興支援というステッカーがフレームに貼られている

「えんどう豆」へはこのマウンテンバイクを使う。積雪のない、今の南相馬。夏と同様に自転車で走ることができる。「えんどう豆」まで20~30分くらい。

自立研修所「えんどう豆」全景。

えんどう豆で製作しているデザインTシャツなど

えんどう豆で製作している各種グッズ

えんどう豆の佐藤定広所長が中心となって、相双地区の作業所が被災地域復興と全国とのつながりの輪を広げるために「南相馬ファクトリー」を設立し、缶バッジ・Tシャツほか様々なグッズを制作・生産・販売している。
ファクトリーに参画する各団体がそれぞれ趣向を凝らした活動をする中、えんどう豆では、利用者さんがゆったりした雰囲気の中で楽しくのびのびと活動に向かっていけることを大切にした毎日が続いている。
ほぼ毎度の南相馬でのボランティアでえんどう豆でお手伝いをさせていただく機会があるが、のんびりゆったりの空気にゆらぎは全くない。
そのノビノビさの中で利用者さんが持っている芸術性を発揮して素敵な絵や字を描いていらっしゃる。

ちえさんが書いてくださったわたしの似顔絵

ちえさんは笑顔の素敵な利用者さん。
2011年夏のボランティアの時に一緒に廃品回収で出かけたりして以来毎回出会いを楽しませていただいている。
彼女はさおり織りも上手だし、イラストも素敵。
今日は佐藤所長さんと午前中いっぱいかけて似顔絵を書いてらっしゃった。で、私の似顔絵も。
大判の紙に書かれた原紙をA4サイズに縮小コピーし、そこに私の名前とちえさんのサインを入れていただいた。
味わいのあるカオになりました、ワタシ(笑)。ありがとうございます!

くるみさんデザインのキャラクターファイル

その紙を2つ折りにしないように・・・と佐藤所長が、鮮やかなカラーのキャラクター入りファイルを分けてくださった。
デザインは、利用者のくるみさんによるもの。
筆のタッチ・構図・色の配色といい、くるみさんにしか描けない素敵なキャラクターに仕上がっている、と感じる。

今日は、午前中しっかり作業をし、昼食(めいめいがお弁当持参)を食べたあと、Youtubeにアップされている「恋するフォーチュンクッキー」「ヘビーローテション」動画を再生しながらみんなで踊った。
これがとっても楽しい!食後のちょうど良いエクササイズにもなり一石何鳥にもなりそうだ。
それから午後の仕事をもうひとふんばり頑張ってから、そうじ→おやつとなる。
おやつの時間に、えんどう豆職員のよろずさんとオカリナをデュエット。
「さんぽ」「涙そうそう」「ふるさと」を。
いつもは自分のペースで歌う利用者さんがオカリナのメロディーに合わせて熱唱する姿がとても素敵だった。まるでその利用者さんにスポットライトが当たっているかのようなキラキラ感があった。

今日もたっぷり楽しませていただいたことを感謝しながら、ぴーなっつに夕方戻る。
夜はまた石田さんにJR鹿島駅近くの「澤」に連れて行っていただく。お目当ては「ガニマキ」。

朝日新聞WEB版南相馬日記
秋田のカニで郷土料理(2013年7月16日掲載)
http://www.asahi.com/area/fukushima/articles/MTW20130716070980001.html

「ガニマキ」とは相馬地方の郷土料理で、鹿島地区を流れる真野川で穫れるモクズガニをまるごとすりつぶし、味噌を加えてザルで濾したエキスを汁に落としてフワフワに固まったものを食べる。
(現在真野川産カニは使えないため、他県産カニを使用している。)

ガニマキ

ガニマキの具を箸にとってみる

タラバ・松葉ガニなどの海ガニとは違う風味だが、カニ感がとても濃厚で生臭くもなくとても美味しかった。
思いがけず、レアな郷土料理を堪能させていただけて、とても感謝。

【2014年1月7日(火)】
今日は少し早く、5時前に目が覚める。
福島・浜通りにある南相馬。積雪はなく、日中風がなければポカポカした陽気すら感じられる地域だが冷え込みは厳しい。
けれども今日も快晴な朝を迎える。
朝のお迎えは、別の職員さんの車に乗って。原町区内にある仮設住宅にお住まいの利用者さんをピック。小高区から避難されている方で全盲の方だが、記憶力が良く、明るく饒舌にいろいろと車中で話してらっしゃった。

午前中は、車2台に利用者さんが分乗し、初詣に行く方はそちらへ、すでに済まされた方は原ノ町駅前にある市立図書館へ。
1時間半ほど、館内で思い思いに本を読んだりして過ごされる。

市立図書館で気に入った本をうれしそうに眺めてらっしゃるえいじさん

えいじさんは、図書館で本を読むのがとてもお好きだ。
えいじさんはぴーなっつからは一番遠方の新地町の浜に住んでいらっしゃった。震災時の津波で住んでいた集落は全滅。えいじさんの家も流された。
幸いにもえいじさんのご家族はみなさんご無事で、避難所→仮設住宅で避難生活をこれまでずっと続けていらっしゃった。
今回の震災での津波の被災地域どこにも共通することだが、がれきの撤去は終わって更地になているものの、防潮堤がまだ整備できていない、次に同規模の津波が襲ってきたら・・・という懸念から、行政が同じ場所での再住にストップをかけて、高台などの代替地への移住を進めていることが多い。
しかし、代替地は簡単に見つからず、震災から3年が経っても仮設住宅住まいになっている現状がある。
えいじさんは感覚が鋭敏で強いこだわりがある方で、それまでの生活パターンから一変してしまった震災後の暮らしの中で苦労をされながらも、ぴーなっつに通ってくることを楽しみになさっているように私は感じている。
落ち着かない時のえいじさんは、扉がきちんと閉じているか何度も何度も確認したり、大声が出たりしているが、この図書館では鉄道・機械ものを中心にカートいっぱい本を書棚から取ってきては、ソファに腰掛けて1ページ1ページ眺めて静かに、でもとてもニコニコと眺めていらっしゃる。
その満足そうなほほ笑みを眺めていると私もうれしくなる。

東日本大震災 障害者関連報道 2012年3月
http://www.arsvi.com/d/d10201203p.htm
このページのトップにえいじさんを紹介した記事が、ほか、震災での障害のある方たちの記事がアップされています。

利用者さんたちと図書館を後にしてぴーなっつに戻ったのはちょうど12時になった頃だった。
今日のお昼ごはんは親子丼と煮物など。
この3年来ボランティアさせていただき、利用者さんとだいぶ顔なじみになったこともあり、見守りだけでなく入浴や食事の介助のお手伝いをさせていただくようになっている。今日は車いすユーザーのなおさんの食事介助をさせていただく。

美味しくごはんをいただいていたら、時間は13時をまわっていた。
午後は入浴に行く人、室内でめいめいゆっくり過ごす人に分かれている。
えいじさん、ごはんを食べ終わると布団を敷いて横になることが多く、今日もそんな風にして寝そべっていた。感覚が鋭敏な方だけれど、マッサージしたり、ほほを包むように手を当ててあげると、ニコニコとうれしそうな表情をしていらっしゃる。「ねーんねーん ころーりーよー おこーろーりーよー」と子守唄を歌うとそれも心地よい様子で・・・いつの間にかスヤスヤ寝ていらっしゃった。
なおさんは、畳の上に上がり、上手に座位をおとりになって、ソフトボールを掴み→投げることを楽しんでいらっしゃった。

今週は誕生日を迎える利用者さんが続くようで、今日はまた別の方の誕生日をお祝いしつつ、おやつ・コーヒーを飲み今日のデイサービスは終了。
夜は石田さん・ほんださんと相馬市内にある食堂へ。楽しいひとときだった。

【2014年1月6日(月)】
朝6時前に起きて、朝食や身支度をする。
JDFからのボランティアさんが入っていた頃(~2013年3月末)は多い時は10数人の全国から集ったボランティアさんたちが畳の上だけではスペースが足りず、床に直に布団を敷いて雑魚寝をしていたぴーなっつの大部屋。その部屋にひとりで寝泊まりしているが、壁に貼られたたくさんの参加者たちの色紙を眺めていると、震災以来3年余の全国とぴーなっつのつながりをジンワリと感じて、独りでいる淋しさは感じない。

ぴーなっつの玄関

朝8時前、昨日もお世話になった石田さんが出勤、続いてすっかり顔見知りになった職員さんが次々と出勤される。
「あけましておめでとうございます。」
「今年もどうぞよろしくお願いします。」
「今週またボランティアでお世話になります。」
とあいさつをかわす。

震災後、南相馬を離れるため離職する職員さんが続出したが、その分、全国からのボランティアが支え、更に新規で地元の方が採用されたことで震災以前の運営規模に戻ってようだ。

8時30分、朝の打ち合わせ。1日の流れを確認する。
その後、数台の送迎車に職員さんが分かれて、利用者さんを迎えに出発する。
今日は石田さんの車に乗せていただき、原町区の利用者さん数名を迎えに行くお手伝いをする。
朝の国道6号線は、復興関連の仕事に向かう車で渋滞をするほどな賑わい。
初めて訪れた2011年夏は20キロ圏以内は「警戒区域」になっていて、一般車の進入は不可であったが、その後制限区域の見直しが進むにつれて、復興関連の仕事が各所で活発化している。
ぴーなっつ周りの住宅地も空き家になっていたところに人が住み始め、除染作業員用のプレハブ宿舎や家の新築現場もあちらこちらで見かけるようになった。
朝は原発方面に、夕方はその反対方面での車の流れがものすごいことになっている。

17名利用予定のところ、15名利用になった新年初日だが、利用者さんは変わらずお元気だった。
朝の会が終わって、お風呂利用の方を調整されつつ、それ以外の方たちで午前午後に分かれて、近隣の神社に初詣に出かけた。
私は男性利用者の方たちとハイエースに乗って、相馬太田神社にご一緒させていただいた。

相馬太田神社での初詣

朝夕の冷え込みの厳しさに北海道に住んでいた頃を思い出したが、幸い今日は風もあまり吹かず、穏やかな日差しの下お参りをすることができた。
戻ってきた後は、昼食。ぴーなっつには厨房があり、調理員さんが来てくださって給食を提供してくださっている。
今年最初の献立はカレーライス、サラダ、それとフルーツ。カレーの好きな利用者さんも多く、皆さん美味しそうに召し上がってらっしゃった。
午後からは男性の利用者さんの入浴で、そのお手伝いをさせていただく。全介助の利用者さんが複数いらっしゃって、それを普段一人の職員さんで対応してらっしゃるから凄いなぁと感じる。
お風呂のお手伝いに13時~15時前まで入らせていただくと、そろそろ帰り支度をされる頃合いになる。
みんなで掃除をしたあとは、おやつとコーヒーをいただき、帰りの会となる。
今日は、前日誕生日を迎えたえいじさんの誕生お祝いをする。朝撮影した写真を色紙に貼って、みんなで寄せ書きしたのをプレゼントされていた。えいじさんうれしそう~。

帰りの会。えいじさんの誕生日お祝いのためにデコレーションされている。壁には過去入られたボランティアの方や全国の支援者の方たちが寄せた色紙や横断幕でギッシリ。

その後、職員のほんださんが運転するハイエースに同乗して、相馬市内に住む利用者さんの送りをお手伝いする。
ぴーなっつは南相馬市にあるが、利用者さんは、相馬市・新地町という他市町から来られている方も多い。お住まいの街にニーズに合う受け入れ先がない、などの理由によるものだが、ぴーなっつから新地町まで国道6号線を走っても1時間近くかかってしまう。複数の利用者さんが同乗していれば、最後の利用者さんが下車するのは出発から1時間半や2時間近く経ってから、ということだってある。
都会のデイサービス利用では想像のつきにくい、こうした送迎の苦労を垣間見ることができるのもよい経験だと思っている。
こうして利用者さんを送り終わって、またぴーなっつに戻ってきたのは夕方6時近くになっていた。

この後、職員さんたちは会議。
私は、自分なりの記録をまとめたり、読書をしながらのんびりと過ごす。
会議後、石田さんといつものスーパーへ行き、夕食の買い出し。ぴーなっつで一緒に食べたあとは、また独りになった事務所でボチボチと過ごす。

【2014年1月5日(日)】
今日は1日かけて郡山→南相馬までブラリしつつ移動の日。
郡山を朝7時過ぎに出発。JRで福島まで移動した後、ここから飯坂線に乗り換えて30分ほど揺られ飯坂温泉へ。

福島交通飯坂線

飯坂温泉の公衆浴場の一つ「波来湯(はこゆ)」

案内チラシを見て、公衆浴場の一つ「波来湯(はこゆ)」へ。
http://www.fckk.co.jp/hakoyu/top.html

43度ほどの「ぬるい湯」と源泉掛け流しで50度近い「熱い湯」の2槽のお風呂。
「ぬるい湯」は普通に入れたが、「熱い湯」は、自分にはとてもじゃないが熱すぎて入れなかった。
この他の公衆浴場、この「熱い湯」の浴槽しかないところも多く、ちょっと注意が必要かな。

温泉に入った後は、福島駅まで飯坂線で戻る。
福島駅から南相馬に行く公共交通機関は、
福島駅→バスで南相馬
福島駅→岩沼・亘理(わたり)・相馬経由でJR・代行バスを使って南相馬
の2つがある。
今は青春18きっぷが使えるので、直通バスより時間はかかるが、JR・代行バスで南相馬に向かう。

南相馬・原ノ町駅に夕方着くと、ぴーなっつ職員の石田さんが迎えに来てくださった。
ぴーなっつにボランティアに入られた方はみなさんお世話になっている職員さんだ。
駅近くのたきラーメンで夕食。このラーメン屋さんも支援ボランティアさんたちがよくお世話になったお店だ。
ラーメンでお腹いっぱいにしてから、近くのスーパーで朝食分を買ってぴーなっつへ。
今日はこのまま休む。

【2014年1月4日(土)】
自宅を朝5時半に出て、阪急~モノレールと乗り継ぎ大阪伊丹空港へ。
伊丹から福島にANA系列のIBEX(アイベックスエアラインズ)の双発小型ジェット機が飛んでいる。
朝8時前に伊丹を離陸、1時間ほどで福島空港に到着。揺れもなく快適な空旅だった。

福島空港

空港に郡山に住む協力隊同期のコバさんが迎えに来てくれた。
コバさんとは同じ分野(障害児教育)でそれぞれの任国に派遣されたこともあって、昔からの知己。現在コバさんは県内の小学校の支援学級で仕事をしている。
この福島ボランティアが縁で再会。たびたびお世話になっている。
コバさんと車であれこれお話をしながら、あちらこちら連れていっていただく。

とら食堂(白河市)
http://shirakawa315.com/ramen/post_120.html

とら食堂の醤油ラーメン大盛。大盛になると「とら食堂」の字の入った器になる。

開店前の10時半に着くと、すでに10人近い人が並んでいた。が幸い、1巡目で入れそうな順番で待つことに。
11時少し前に開店。お店の人がテキパキと客を誘導・注文を取っていく。私はチャーシュー麺、コバさんが醤油大盛。
10分ほどで出てきたラーメン。白河ラーメンの総本家として全国的に有名なラーメンは、縮れ麺にあっさり醤油スープ。チャーシューがインパクトあったが、他はネギ・海苔・ほうれん草とシンプル。

白河ラーメンでお腹いっぱいになったあと、同じ白河市にある「まほろん(福島県文化財センター白河館)」→猪苗代湖→磐梯熱海温泉と案内していただく。

猪苗代湖

郡山から30分車で走っただけで、一面雪景色&冬の寒風が厳しい情景にまわりが彩られていた。
猪苗代湖は湖面がまるで冬の日本海のように波打っていた。
寒々とした中を歩いた後の、磐梯熱海温泉。駅そばの「元湯」さんに連れて行っていただいた。30度ほどのぬるい湯と43度ほどの熱い湯の2槽のあるお風呂。
カランは1つしかなく、しかも水しか出ない。ここは身体を洗うことよりも、身体を湯に浸からせるお風呂だということだ。
ぬるい湯は、入った瞬間「冷たっ!」と身体がびっくりするが、しばらくするとあたたかみを感じるので不思議。そこから熱い湯に入ると末梢血管が刺激されているのが分かる。自律神経をよく刺激し身体に良さそうなイメージが湧いてきた。
普段はカラスの行水の私でもたっぷり1時間交互に使って堪能できた温泉だった。

そのあとは、高柴デコ屋敷へ。
郡山市ウェブサイト:張子の里「高柴デコ屋敷」
http://www.city.koriyama.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet;jsessionid=99FCA6B31D70B5BE54355DD75B3AE7F2?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=12071

コバさんの知己がこちらにいらっしゃって、以前もお邪魔させていただいたことがあった。
1月下旬、だるま市があるとのことでたくさんのだるまが貼り合わされていたり、色を塗られて置かれたりしていた。

綾瀬はるかがデコ屋敷を訪れた時に撮影された写真を使ったポスターをみせてくださる。

昨年2013年は会津を舞台にした「八重の桜」がNHK大河ドラマになっていたが、その主役を演じた、綾瀬はるかがデコ屋敷を訪れ、コバさんのご友人のお父さんがひょっとこ踊りを披露された。
その様子を話してくださった。綾瀬はるか、オーラが凄かったそうだ。
炭火こたつで暖まりながらお話を伺い、楽しいひとときになった。
この後、郡山駅前のホテルまでコバさんに送っていただき、明日の南相馬までの移動に備える。


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